フライングディスク種目の一つで、フライングディスクを落とさずに味方へパスをつなぎ、コート両端のエンドゾーン内でパスをキャッチすれば得点となるスポーツです。
フィールド内を動き続ける持久力、特異な飛行特性を持つディスクをコントロールする力、そして勝利を追い求める熱い気持ちと自身を律する精神力が同時に求められることから、究極(Ultimate)という名前が付けられました。
基本ルール
・各チーム攻めてる方向のエンドゾーン内でディスクをキャッチすると得点
・ディスクを持っている人は歩いてはいけない(10秒以内にパスをする)
・ディスクを地面に落としたら攻守交替
・身体接触は禁止
・自己審判制(セルフジャッジ)で試合を進める(国際大会も同様)
100m×37mのフィールド内で1チーム7名ずつがパスによってディスクを運び、相手陣地のエンドゾーン内でディスクをキャッチすると得点(1点)となるチームスポーツです。
試合はディフェンスチームのスローオフから開始します。
オフェンスチームはパスを繋いで相手陣地のエンドゾーンを目指します。
ディフェンスチームはマンツーマンディフェンスを基本としてオフェンスチームのパスを防ぎ、パスカットするかディスクが地面についたら攻守交替となります。
プレイ中は原則として身体接触が禁止されているため、男女混合形式での試合が可能です。
ディスクは風の影響を受けやすいため、得点が入る度にお互いの攻める方向を入れ替えます。
また、選手交代は得点の度に人数や回数に制限なく、自由に行えます。
アルティメット最大の特徴としてはスピリット・オブ・ザ・ゲーム(SOTG、Spirit Of The Game)の精神のもと、審判を置かない自己審判制(セルフジャッジ)で試合の進行を成立させます。
スピリット・オブ・ザ・ゲーム (SOTG)
アルティメットの公式ルールは選手は意図的な反則をしないという前提で作られており、自己審判制(セルフジャッジ)を採用している点が特徴です。
試合中に反則が発生したと判断した選手はコールを行います。
この反則のコールに対して意見の相違が生じた場合は「自身のチームに有利・不利ではなく、発生した事実に対して忠実に判断をする」
「自分では判断できないという選択肢を持ち、相手の方が事実を知っているという可能性を認識する」の考えのもと、
当事者同士で客観的な意見を出し合って発生事実に関する協議を行い、お互いが納得する結論を自分達で導き、解決を図ります。
試合中はこの『スピリット・オブ・ザ・ゲーム (SOTG)』という各選手のフェアプレイに対する責任感を基盤としてプレイが進行するため、勝利を求める情熱と自身を律する冷静さの2つが求められます。